MSUの取り組み

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地域への貢献

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 フィリピンの経済成長は目覚ましいものがありますが、未だに発展途上国であることに変わりはありません。教育が無償化されたといっても制服や教科書などが有料であったりするために未だに多くの子供が教育を受けられずにいる状況です。一般に高等教育を受けていないフィリピン人の年収は10万円程度であり、非常に貧しい暮らしを強いられています。一日の給料が500円前後のフィリピン人が1回1万円近くするダイビングをできるはずもなく、未だにスクーバダイビングは専ら外国人の趣味の域を出ません。しかし、ダイブマスターなどの資格を得て誠心誠意働けば、年収10万円などという劣悪な環境からは簡単に脱出できます。

 そこでMSUでは、ローカルのフィリピン人にゼロからプロになるまでに必要なすべての教育、必要なすべてのダイビング器材を寄付する活動を続けています。2018年は2名のフィリピン人にダイブマスター教育、1名のフィリピン人にオープン・ウォーター・ダイバー・コースからダイブマスターコースまでの教育を施しました。この活動は2019年度にも継続していくつもりです。ダイビングを通して、自然の大切さや安全なダイビングとは何かを広めて行くことができれば、彼らダイビングプロフェッショナルとなったローカルのフィリピン人たちが教育者・ロールモデルとなって海や川を汚したりすることが如何に愚かな事かということが広く人々に伝わるのではないかと思っています。

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環境への配慮

debris「Bring 1 Plastic from every dive(ダイビングをしたら必ず1つ以上のプラスチックごみを持ち帰ろう)」運動を非常に地道に続けています。 どの国でどんなダイビングをするときにでもごみ収集用のネットを持参します。写真にあるような専用のネットである必要はありません。100円均一で売っている洗濯機用のゴミとリネットで十分です。ただダイビングするだけでなく、ぜひこの美しい自然を後世に残せるように一緒に活動しましょう。


海中でごみを収集する場合の注意事項

  • 主にプラスチックごみを収集しましょう
  • プラスチックは自然に戻るまでに数千年から数万年、あるいはそれ以上かかるとも言われています。ダイビング中は比較的手などを傷つけにくく、還元期間の長いプラスチックごみをメインに収集しましょう。
  • 空き缶などの金属ゴミには触れないように
  • 空き缶や金属のゴミは、ダイビング器材を傷つけたり、けがをしたりしやすいものです。また金属ゴミはプラスチックなどと比べれば比較的短い期間で自然に分解されて無くなりますので、なるべく尖っていたり重量のある金属ゴミはプロメンバーに任せましょう。
  • 割れたガラスなどにも注意
  • ガラスゴミも、手を怪我したり、ダイビング器材を傷つけたりしますので、要注意です。できれば触らないようにしましょう。ビール瓶や酒の瓶などを見つけた場合は、プロメンバーにハンドシグナルで教えてください。
  • そのゴミを拾う前に
  • 口の大きなガラスの瓶や空き缶などは、ときとして水中生物の棲み処になっている場合があります。不意に水中生物の家を奪ってしまわないように、このようなごみを見つけたら、まず中に生物が棲んでいないか確かめましょう。
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  • 重量&残圧にご注意を
  • 過度なごみの収集は危険です。自分のスキルの範囲内で無理なく行いましょう。また、ごみ探しに夢中になって残圧の確認を怠るのも危険です。水中でゴミ拾いを行う場合は、ダイビングプロフェッショナルの指示に従って安全に十分注意を払ったうえで実施してください。
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