本日のマクタン島
今日も降ったり止んだりだったそうです。早く完全に乾季になると良いですね。
マクタン島の店
セブ市のSM Cebu
マクタンの店ではないですが、筆者のセブで使っている携帯が壊れてしまったので、急遽SM Cebuの携帯屋さんで修理依頼しました。結局携帯は治らず…。しかたがないので、Oppoの一番安いデュアルSIMのスマホを応急的に購入しました。
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今日のコロナ統計

今回のアイキャッチ画像のオリジナル写真
加工前 加工後
スキューバ・ダイビングの話し
ビジネスとしてのダイビングとプロ意識
これは非常にデリケートな問題です。なにがデリケートかというと、スキューバ・ダイビングのサービスを始める(ショップを始める)ハードルが、意外と高くないということに起因しているように思いますが、そういった考え方が基準を守らない大義名分にもなってしまうためで、重大な事故を起こしてしまうダイブプロに非常に多くある考え方です。ダイブプロを育成するときに、知識やスキルばかり教えて、プロとしての心構えを教えないダイブショップが多いからかもしれません。
よくある基準違反
たとえば、ダイビングの初級ライセンスであるところの「オープン・ウォーター・ダイバー・コース」には、延べで約125種類以上のスキルをマスターしなければならないのですが、多くのダイビングショップでは、この初心者コースを2日でやってしまっています。しかし、5章あるマニュアルの練習問題、クイズ、筆記試験、3時間のDVD観賞などの学科と、学科で習った知識をプールや海の浅い場所(限定水域)での練習と、そして最後に海洋での練習といったステップを2日でできるでしょうか?
答えは、よっぽど身体能力の高い人やダイビングにはまった人でない限り「No」です。では多くのダイブショップではどうやってこの問題をクリアしているのかと言えば、例えばマスクのスキルは、マスクの中に半分だけ水を入れてクリアする、それが出来たら今度はマスクを全部水で満たしてからクリア、さらにそれが余裕でできるようになったら今度はマスクを水中で一度外してから付け直すという手順で練習していきますが、短期間で完了するショップは、いきなりマスクを脱着出来たらすべてクリアといったように「はしょる(端折る)」わけです。世界最大のダイビング認定団体であるPADIでは、これは明らかな基準違反です。PADIではバックアップ空気源を使う練習も30秒以上やるという決まりになっていますが、全く守っていないインストラクターも多いです。
しかしすべて正しく完了する場合…
すべてちゃんと正しい手順と基準で講習をするとなると、最低3日、理想的には4日はかかってしまいます。しかも端折る場合のように午前中だけなどではなく、朝の8時くらいから夕方の5時過ぎまで、1日中みっちり講習にかかってしまいます。観光地などでは午後はショッピングをしたいという要望も多くあるので、苦慮します。
しかし、このようにみっちり正しく講習した場合も問題点はあります。それは、125以上のスキルを講習後でも全部ちゃんと覚えている人は「殆どいない」ということです(汗)。稀に、ダイビングに「ド」がつくほどはまってしまって大好きになって、教えられたことをまるでスポンジが水を吸うように全部吸収できてしまう生徒もいますが、これはかなり稀なケースです。
しかしながら、これは基準違反ではないので、MSUではすべてのスキルや知識を網羅する講習をしますが、同時にどうやったら効果的に学習してもらえるかを日々スタッフたちと検討しています。
よくない教え方もある
生徒ダイバーだけでなく、ダイブショップにも問題がある場合があります。特にプロコースでは、OJTと称して、タンク運びを何ヶ月も延々とやらせて、プロコースの講習を全然しないなんていう信じられないショップも少なからず存在します。しかし、これらは、インストラクターのプロ養成の方法だと言われてしまえばそれまでで、そもそも基準違反ではないので…難しい問題です。ひどいケースでは、ダイブマスターコースを2年も保留にして雑用だけをやらせていたショップもありました。かといって5日とかで講習を終わらせてしまうのは、それはそれで問題だとは思いますが…。
こんなケースも
実は筆者は海外に在るとあるダイブショップのコースディレクターと喧嘩寸前までいったことがあります。そのショップは、インストラクター開発コースでは、基準を守れ、時間を守れ、距離を守れと偉そうなことを言っておきながら、自分たちがオープン・ウォーター・コースをやる場合は、端折りまくり、基準違反しまくり、カメラいじりまくりだったのです。喧嘩といっても筆者のほうが正論なので負けるわけがないのですが、件のコースディレクターがのたまった苦し紛れの一言が「でもそんな基準まもってばかりだと終わらないですよね」でした。ただただ呆れるばかりでした。
そもそも、PADIのコースはすべて「マスタリー・ベース教育」と言って、1つのスキルをマスターしたら次のスキルの練習に進むという形をとっています。そのために、いつ講習が終わるかのコミットができないのです。講習が完了するのは生徒がすべての達成条件を満たした場合のみです。2日で終わりますとか3日で終わりますという約束はできないのです。
MSUは不正や陰口には屈しない
筆者がセブでダイブサービスを始めたきっかけは、上記の事件があったからというのも一因ですが、一片の曇りもない、プロコースとリクリエーショナル・ダイバー用のコースでちゃんと整合性が取れている正しいダイビング教育をしたかったからです、
しかしながら、セブで講習をはじめた当初は、現地のフィリピン人のダイブプロたちからも、筆者は杓子定規すぎで基準を守りすぎると陰口をたたかれていました。筆者のスキルのデモも素人のようで、ぜんぜんお手本にはできないという者もいました。
今では、そんな陰口をたたく者は一人たりともいません。なぜなら、筆者がやっていることの意味を理解し始めているからで、例えば、スキルのデモをかっこよく完璧に見せることは、先生が自分のスキルを自慢しているだけで、それを見た生徒がそのとおり完璧にスキルをできるわけがなく、結果たいして上達できないからです。筆者は自分の自慢ではなく、そのスキルがいかに簡単に見えるかを重視し、最終的にダイビングに自信を持ってもらえるようにしたいわけです。
こんなこともあった…
あるとき、日本語しかできない生徒を受けてしまったセブのダイブショップからオープン・ウォーター・コースを日本語でやってほしいと依頼が来たのですが、その生徒さんというのが筆者のように(汗)日本人でスポーツには縁遠い感じに見える中年の男性で、一緒にセブでライセンスコースを受けに来た仲間がいたのですが、他の人たちはすいすいとコースを終えて、ボートでファンダイブをしに行く計画を立てていたため、その人だけ全然できないために後回しにされ、結果大きく遅れをとっていたということで、そのダイブショップはボートダイブを売りたいので、この人のためには手が回らないということでした。そのためにもう一度コースを最初からやってほしいとの依頼でした。
ところがMSUで講習した結果、その落ちこぼれのレッテルを貼られた生徒さんは、数日間で他の仲間たちより遥かに中世浮力での泳ぎがうまくなって、依頼してきたダイブショップのオーナーや彼の仲間たちが、「彼に何をしたんですか!?」と、ものすごくびっくりしていたのを思い出します。
今ではそのショップのオーナーさんは、毎年体験ダイビングのチラシをもらうほどダイバーに見えない筆者に最大限の敬意を払ってくれています(笑)。
MSUのプロコースはちょっと大変かも
一方、自分の腕試しのためだけにプロコースに来る人がいます。それはそれですごく良いことです。つねに新しい知識やスキルを身に着ける姿勢は称賛に値します。しかしながら、たまに、プロコースにオープン・ウォーター・コースに来るような姿勢で来る人がいます。ショップのスタッフに対する横柄な態度もさることながら、ダイブプロにちゃちゃっとなって、ダイブショップでも始めようと思って…。なんて軽く考えている人も少なからずいます。
しかし、プロになるということは、例えばボートなどで一緒にダイビングする場合などをとってみても、たとえ知らない人でも一緒にダイビングするリクリエーショナル・ダイバー全員に対して責任が発生することを肝に銘じなければならないのですが…たまにですが、そういう心の準備ができていない人が来ます(泣)。そのような生徒さんはMSUでは苦労すると思います。自分のためだけだろうが、ちゃっちゃと始めたいだろうが、関係ないですし、筆者はプロコースに来る生徒には、リクリエーショナル・ダイバーへのお手本・ロールモデル・メンターとなれるように講習を進めるだけなので、つまりプロフェッショナリズムを強く求めます。
インストラクター開発コースではミラクルが起きまくる
そのような姿勢で臨むインストラクター開発コース(IDC)では、いろいろ面白いことが起こります。MSUのIDCを終えたインストラクター候補生は、インストラクター試験(IE)に進んだ際には、高得点を連発します。そのために、他のダイブショップから来ている外国人の生徒の先生のような感じになってしまい、皆からいろいろ聞かれますし、成績もダントツのトップ合格をします。辛かったけども妥協を許さないMSUのIDCを受けてよかったと心から思う瞬間です。MSUの生徒にとってIEはもはや試験ではなく、IDCでやってきたことの披露&見せびらかす独壇場になるわけです。
どんどん挑戦してほしい
ダイビングのライセンスをランクアップしていって、これ以上上がないというところまで来たら、是非プロコースにチャレンジしてほしいです。いろいろ大変ではありますが、人生の非常に強い自信になることも事実です。
今日のねこ
段ボールのお立ち台に上がって、しばし佇むイリンさん (#^.^#)

今日のMEME
子犬「ママ、どうして人間たちは口輪をさせられてるの?」
母犬「お座りと待てが出来なかったからよ。」

そのころ東京では
日本政府のサイトに新型コロナワクチンの特設ページ
新型コロナワクチン接種推進担当大臣に就任した 河野太郎衆議院議員が新型コロナワクチン接種の具体的な情報を発信するためのウエブサイトを本日16時に開設しました。
干物最高
帰国してからほぼ毎日いろいろな干物や焼き魚を食べてますが、やっぱりアジの開きは定番ですね。北海道ではホッケが定番だとか。焼き魚って、日本人のソウルフードだと思います。

あのナスD絶賛の醤油ゲット
入れ墨用のインクをシャンプーだとだまされて使った結果全身がナス色になってしまった番組ディレクターの「ナスD」(笑)が超おすすめの醤油。購入してみました。写真のは濃い口しょうゆですが、薄口しょうゆもあって、それはそれでかなり美味しいです。東京育ちの筆者にはちょっと甘めの濃い口醤油は、普段あまり食べないですが、これは癖になりそうです。焼き餅つけたて海苔を巻いたり、卵かけご飯にかけると、絶品です。薄口しょうゆは普通に美味しくて、はまっています。

ぬか漬け自作開始
アマゾンでぬか漬けのキットを購入。実は筆者はけっこう昔から海外赴任から帰国して1か月以上日本に留まれる場合は、このようなキットを買ってぬか漬けを作っています。
今回も去年の暮れにAmazonでゲットしてぬか漬けを作っていましたが、今週はキュウリを1週間以上漬けて、所謂「古漬け」を作ろうと思ってます。これを刻んでショウガと醤油で頂くわけです。

通販とばかにすることなかれ、これがなかなかどうして良いんです。ただ、海外赴任で3か月以上家を離れてしまうと、さすがにぬか床をかき回せないので、ダメになってしまいます。味がものすごく変わってしまうんです。ですが、2000円以下で手に入るので、毎回購入しています。今回はセブに帰るときに新しいセットを持って帰ろうと思ってます。
MSU関連のウエブサイト
セブ島・マクタン・日本人のグループ・誰でもウェルカム
ダイビングに限らず、セブ・マクタン島と筆者の居住域に関する情報やコロナ関連情報、役に立つダイビングのヒントなど様々な情報を配信。会員制Facebookグループ。入会条件はグループルールを了承するだけ。誰でもウエルカム。
Scuba Professionals @ Mactan Cebu
ダイビング認定団体を超えた地域への貢献と海洋保護を目的としたダイバーとダイブショップの活動を報告。マクタン島在住もしくはマクタン島を頻繁に訪れる方で海洋清掃ダイブやビーチ清掃活動に参加できる方なら誰でも入会できます。
MSU Facebook公式ページ
セブ・マクタン島のダイブセンターMSUの公式Facebookページ。ダイビング・ツアー、ライセンスコース、プロコースのお問い合わせなどはこちらのページからメッセージを送信するか、電子メールでお願いします。