今日のトピック
ナンバーコーディングがなくなってる・・・
今日、アイランドセントラルモールに入ったスタッフの報告によると、今日は駐車場からモールに入るところでいつもやっている検疫パスの提示を求められなかったそうです。マクタン島、コロナ陽性患者の人数でセブ市やマンダウエ市に勝ったからか知りませんが、だんだん緩んでます(汗)。
今回のブログは、セブの海にいる危険生物の見分け方と安全な回避をするためのヒントです。
MSU製Youtube動画ピックアップ
今回のアイキャッチ画像のオリジナル写真
マリバゴのパブリック・ビーチ。
加工前 加工後
スキューバ・ダイビングの話し
マクタンによくいる2種類のよく似たウミヘビ
セブのマクタン島周辺には、こんな感じのウミヘビがいますね。下の2枚の写真は実は別の生き物の写真です。どっちがどっちかわかりますか? 筆者もはじめはよく分からなかったのですが・・・。
神経毒を持ったアオマダラウミヘビと毒を持っていないシマウミヘビ
ウミヘビと言っても、シマウミヘビ(上の左の写真)のほうは蛇じゃなくて「うなぎ」です🤣。とうぜん毒を持っていませんので無害です。毒ヘビに擬態することで外敵から守ろうっていう「他人のふんどしで相撲を取る」的な😅おちゃめなやつです。
写真の右側がアオマダラウミヘビで、強力な神経毒を持っていて、危険です。近寄ってはいけません。
え?どうやって見分ければ良いんだよ(汗)
アオマダラウミヘビとシマウミヘビを見分けるのは、実際の海の中ではけっこう大変なんですが、非常に分かりやすい特徴がありますので、ここで説明しておきます。
シマウミヘビの特徴
まず、シマウミヘビはヘビじゃなくてウナギなので(笑)背びれがあります。あとこういうやつによくある鼻管(ビカン)という鼻の先に管が付いてます。ちなみに、この鼻管に詳細な機能についてはまだよく分かっていないそうです。多分、匂いを嗅いでいるんだろうくらいな知識みたいです。うなぎなど鼻管を持っている生き物には鼻の穴もあるので、合計4つの鼻の穴があることになります。
鼻管 背ビレがある
アオマダラウミヘビの特徴
一方、毒ヘビのアオマダラウミヘビは、背ビレなどがなくてつるっとしていて、しっぽのところに水かきみたいなのがついています。

ウミヘビ以外でも海の生物に追っかけられたら
ウミヘビに限らず危険生物に遭遇したら、とにかくもう本物ニセモノどっちでも良いので、近づかないことが一番です。ウミヘビのヒレを確認しようとして近づいて噛まれたらもう本末転倒もいいとこなので😓。
また、回游しないで棲み家を中心に縄張りを貼っている生物は、その棲み家から円錐状に上の方へ行くに従って末広がりな感じの領域が縄張りだと思っているようで、上に逃げてもけっこうしつこく追ってきます。
セブによくいる噛み付いてくるゴマモンガラも同様に、棲み家から円錐状に上の方に向かって末広がりに縄張り領域があります。ですので巣のすぐ上を通過したりしないほうが良いです。また、ゴマモンガラは、その進行方向を邪魔しても怒って襲ってきます😭。

セブにはあんまりいませんが、サメなどの目が悪い生き物も、光のコントラストには非常に敏感なので、上の方へ逃げると水面からの陽の光と自分の影のコントラストで補足されやすくなります。しかしサメの場合は特殊で、生き物が動くときに使う筋肉を動かす微弱な電流をロレンチーニ器官という感覚器で感知して、ドラゴンボールのスカウターのようにその生き物の強さを測ったり、ヤコブソン器官が非常に発達しているおかげで匂いにも非常に敏感なので、どこにに逃げてもサメが本気を出せばだいたい補足されますが(泣)。
サメは前述のようにロレンチーニ器官で相手の筋肉の動作時に出る微弱な電流を感知しているので、弱い電気を出し続けるサメ避けのリストバンドが、サメのその電流の感知能力を狂わせるので、かなり有効みたいですね。ちなみにそのリストバンドはセブのオランゴ島やナルスアン島あたりにによくいるゴマモンガラなどには全く効かないようです(泣)。
ゴマモンガラから逃れるヒント
ゴマモンガラを怒らせると、かなりひつこく後を追っかけてきます。このような状態になったら、まずゴマモンガラから目を絶対に離さないでおくことが重要です。そして、自分のフィンをゴマモンガラと自分の体の間に置いて、フィンに噛みつかせるようにすると、体を傷つけられずに済みます。ただ、自分のほうから積極的にフィンを口元に持っていく必要はありません。結果的にフィンを噛まれたみたいな風にして、とにかく中性浮力を維持しながら泳いでゴマモンガラの棲み家から遠ざかることが先決です。流石に相手も棲み家から離れすぎると戻っていきます。
また、安全停止中にゴマモンガラに補足されてしまったら、自分が円錐形に末広がりになった縄張り領域の上の方にいるんだということを認識して、もしも可能なら位置をズレたほうが良いですが、その場合でも、前述したように常にフィンを噛ませて身を守れるような態勢をとってください。指示棒で突っついたりすると失敗したときには大激怒させてしまって噛まれますので、やめたほうが良いです。
筆者はセブでかっこつけてゴマモンガラに指示棒で戦いを挑んでフルボッコにされて(笑)流血したおちゃめなダイブマスターを知っています。かなりな怪我で、本人はかなり痛がっていましたが自業自得なので・・・ゲストを守ってその場を離れた他のみんなに笑われてました。
そのような場合でも、MSUの自社ボートには応急手当用のファーストエイドキットが一式用意してあるので、化膿しないように手当てできました。
今日のねこ
今日もかわいいネコのイリンさんです。胸元のアクセサリーみたいなのは、スタッフが部屋の掃除のためにちょっとだけリードをつなごうとしたら大激怒して、スタッフをフルボッコにして、ゴムのリードをぶった切って逃げた跡です(笑)。最近はイリンさんが強くなりすぎて二人がかりでないとリードすらつなげないみたいです。まさにマルディータ。

今日のMEME
あ”あ”あー!
それでもペット好きな人は怒れない

そのころ東京では
昨日の余韻でまだ調子戻らないです
昨日は21キロ以上歩いてしまいました(汗)。足が痛いので、今日はずっと家でゴロゴロしてました(汗)。

いろいろ歩いたので、東京の良い景色が見れました。
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