2021年2月16日のマクタン島&東京情報

img-2021-02-16-01-0022 マクタンニュース

今日のトピック

今日はバレンタインも無事に終わり・・・

 マクタンでは大きなイベントはなかったみたいです。今回は、エンリッチド・エア・ナイトロックスを使ったダイビングの話しです。

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今回のアイキャッチ画像のオリジナル写真

今日はまずまずの天気だったので、オリジナル写真をそのままUPしました。

スキューバ・ダイビングの話し

ナイトロックスの迷信

 今回は、一般的な空気(窒素が約78%、酸素が21%、その他が1%の混合気体)から窒素の比率を下げて、酸素の比率を上げた「エンリッチド・エア・ナイトロックス」を使ったダイビングについて考えてみたいと思います。

ナイトロックスとエンリッチドエア?なぜ2つの言い方がある?

 ナイトロックスという言い方は、窒素(ナイトロジェン)と酸素(オキシジェン)の混合気体という意味から来ていますが、実はコマーシャルダイビングなどで深い海での潜水作業をする場合など、酸素が21%もあると酸素中毒を起こしかねない深い深度へ行く際に、逆に酸素の濃度を下げる場合があり、このような低い酸素比率の混合気体も「ナイトロックス」と呼ばれるために、酸素の比率を上げたもののみを指す言葉として、「エンリッチド・エア」という言葉ができました。
 ですので、エンリッチド・エアと言った場合は、酸素の比率を上げたタンクのみを指し、ナイトロックスという場合は、酸素の比率を下げたものも含んだ空気の総称としての意味があることを念頭に置いておいて下さい。
 ただし、リクリエーショナル・ダイビングでは酸素比率が40%未満のエンリッチド・エアしか使いませんので、リクリエーショナル・ダイビングでナイトロックスと言えば自動的に酸素の比率を上げた気体を使ったダイビングを指します。

ナイトロックスにまつわる迷信や間違いなど

1.ナイトロックスを使うと疲れにくくなる・頭がスッキリする

 昔、成田空港の中にもあった酸素バーを思い出してみるとよくわかりますが、医学的な説明はできていません。だがしかしです、酸素を吸うと気分が良くなると言う人はけっこうたくさん居ますね。まあ、病は気からとも言いますし、そう思うならそうなんでしょうと言う感じです。決して「ナイトロックスガスを使ってダイビングをすると疲れが取れる」などという薬事法にも違反しかねない言葉を鵜呑みにしてはいけません。あくまでもその人の気分です。

2.ナイトロックスは減圧症のリスクを軽減する 

 確かに軽減しますが、通常の空気でダイビングをした場合と比べて劇的に何十倍も改善するかというと、そういうものではありません。もしそうなら、なんで全員エンリッチド・エアを使わないのかを考えればわかります。実際は、エンリッチド・エアを使ってダイビングした場合と通常の空気を使ってダイビングをした場合とで、減圧症に罹患する確率は、ほとんど誤差の範囲くらいの違いくらいしかないことを覚えておいて下さい。ただし、後述するメリットもありますので半分は合っているとしましょう。

3.ナイトロックスはダイビングの時間を延長できる ✖

 これは、外国人のダイバーに多い誤った理解を含みます。いくらエンリッチド・エアのタンクを使っていても、勢いよく吸ったり吐いたりをたくさん繰り返せば、すぐさまエア切れになり、ダイビングできる時間は当然ながら短くなります。
 こんな説明をすると、コースを受けに来た外国の生徒は、憤慨して、「前に潜ったダイブショップのインストラクターがダイブ時間が伸びると言っていた。話が違うのでキャンセルしたい」などと言い出す事が多いので、実際困っています。
 ではエンリッチド・エアでは何が違うのかと言うと、エンリッチド・エアを使った場合(かつ深度限界を超えない範囲)で比較的深い場所でダイビングを行った場合、通常の空気でダイビングをした場合に比べて、より長いNDL(減圧不要限界)を得られるということです。逆に浅すぎる場所でナイトロックスを使ってもNDLはそんなに変わりません(汗)。

img-2021-02-16-01-0024 そして前述しましたが、エンリッチド・エアを使ったダイビングでは、酸素中毒になるのを防ぐために、酸素の混合比率に応じて潜って良い「深度の限界」が決まっています。そのため、エンリッチド・エアのダイビングをする前には、必ずアナライザーと呼ばれる酸素比率の計測器を使って酸素の比率を自分で測り、ダイブコンピュータにそこで得た比率を設定して、さらにその酸素比率で潜ったときの深度限界を毎回計算する必要があります。そのためPADIエンリッチド・エア・ダイバー・スペシャルティ・コースを受講して、エンリッチド・エアを使う場合の様々な準備方法などについて学ぶべきです。

4.エンリッチド・エアには専用のレギュレータが必要?

 酸素の比率が40%よりも多いガスを使う場合は、必ず専用のセッティングをした器材が必要になりますが、リクリエーショナル・ダイビングでは40%未満のガスしか使いませんので、大多数のメーカーのレギュレータは通常の空気用のものをそのまま使えます。稀にエンリッチド・エアには使えないというレギュレータも存在するそうですが、筆者は見たことが有りません。たま~にですがレンタル器材で、エンリッチド・エア専用器材などど言ってオプション料金を取るショップさんがあるようなので、価格には注意しましょう(笑)。

5.エンリッチド・エアを使う場合はダイコンの設定は通常空気で良い ✖

 こういう事を言う人が言わんとしているポイントは、「エンリッチド・エアの比率に対しての深度とダイブ時間の限界ギリギリまでダイビングしてしまうと結局減圧症に罹患するリスクが低く出来ない」からみたいで、より保守的なダイビングをしてほしくて言っているようですが、この考え方は非常に危険です。
 まず、ダイビング当日に自分に与えられたエンリッチド・エアのタンクに、なんらかの手違いで高濃度(または極端に低濃度)の酸素が充填されていないと100%言い切れますか? 
 さらに、何らかのトラブルで思いもかけない深度に向かってしまい深度限界を知らないまま限界を超えてしうことは100%無いと言い切れますか?
 言い切れるのであれば何も言いません。
 しかし、もしもそんな状態で事故が起きたときには、ダイバーが自分で酸素比率を測るという鉄則を守らなかったということで、誰にも文句は言えなくなるということを覚えておいて下さい。

結局のところ

 筆者が強くおすすめするのは、「どんなダイビングでも限界ギリギリのダイビングはしない」事に尽きます。常にリラックスして保守的なダイビングをする。そうできないのであればダイビングを中止する勇気を持って下さい。
 ダイビング中は何が起こるかわからないという「ある程度の」緊張感を持ってダイビングをするということも大切です。そして、ダイビングとダイビングの間隔は、ダイブコンピュータの窒素グラフがなくなるか、または最低1時間空けたほうが安全です。
 その上で、ナイトロックスを使うのであれば、ダイビングの前にかならず自分の手でアナライザーを使って酸素比率を計測し、ダイブコンピュータに測った比率を入力して、その比率での深度と時間の限界を明確に知った上でダイビングすることです。
 酸素アナライザーを貸してくれないショップでは、①「ダイビングをしない」か、②「事故が起きたときに医療費なども含めてすべての経費を100%補償する」という念書を書いてもらってからダイビングをしたほうが良いと思います。

ナイトロックスのメリットは?

 マイナスのイメージばかりでなく、ナイトロックスを使う際のメリットを挙げてみましょう。

1.50歳以上の高齢者のダイビングには医師により推奨されている(らしい)

 筆者も最近知りましたが、ダイビングに詳しい医師の先生が、50歳を超える高齢のダイバーは、深度に関わりなく、積極的にナイトロックスタンクを使うべきだと提唱しています。たしかに、窒素への露出が少なければそれだけ体への影響も少ないので、良いのかもしれません。

2.ほんの僅かではあるが減圧症の罹患リスクが減る

 誤差の範囲みたいな数値ではありますが、減圧症のリスクが軽減するのは事実です。

3.NDLを延長できる

 エンリッチド・エア最大のメリットであり唯一医学的に立証されている事実です。結局、ナイトロックスを使っている場合のメリットで医学的に説明できているるものは「NDLの延長」であって、ダイビング時間そのものの延長ではないということを覚えておいて下さい。

今日のねこ

 スタッフが朝来たら、お気に入りの箱からぬーっと出てきたネコのイリンさん。でも箱からは出ません。無理に出そうとするとお決まりの大激怒😱。ネコってほっとくのがお互いに一番平和なんですよね。でもフィリピン人のスタッフたちはどうしてもかまいたがるもんで、いつも大激怒されて引っかかれてます😂。

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今日のMEME

娘:「ママ、世界一の娘を持っている気分はどんなですか?」
母:「さあねえ、よくわからないわ。おばあちゃんに聞いてみてね」
お母さんの返しがうますぎる😂😂😂

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筆者注)アメリカのジョークの種類の1つ「返しがうますぎるジョーク」。この他に、いろいろな民族の場合を紹介する民族ジョークとか電球を交換するのに必要な人数を語るライトバルブジョークとかいろいろな種類がありますね。追々紹介していきたいと思いますが、気になる人は以下のページでいろいろ紹介しています。

このページ内にある「ピザの切り方」の動画を始めてみたときは、笑いすぎて呼吸困難になりました😂😂😂

そのころ東京では

今日も晴天の東京でワクチン接種の話しとオリンピックの話しがホット

 テレビをつけると、先日の震度6強の地震の話しと、オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長の選別の話と、ワクチン接種の話しがほとんどです。
 今回の地震は東関東大震災の余震らしく、このような余震は今後100年は続くと気象庁の人が言っていました😰。こわすぎる・・・。自然恐るべしです😱。
 ワクチン接種はまず明日から4万人の医療従事者を対象に接種が始まるようです。次に、高齢者とか基礎疾患のある人が優先で接種をうけるということですが、今日、千代田区役所に行ったついでに聞いてみたところ、まだ基礎疾患があるひとの基準ができていないのだとか・・・まじかよ😥。
 オリパラ委員会の会長がどうのこうのという騒動は興味ないので知りません😂。デーブスペクターが「世界一みっともないオリンピック」と言ってましたが、返す言葉が見つからないです。

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リラックス

 明日はようやく運転免許の更新に行きます。いままで先行して早めに更新しようとしてましたが、戸籍の移動とか予期しないイベントが発生してしまって今までできないでいました。

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