スクーバ・ダイビングのマニュアルに書いていない知識のおさらい。
SCUBAってなんだ?

Self-Contained Underwater Breathing Apparatus
自給式 水中 呼吸 装置
1943年フランス人、ジャック・クストーが発明
アクアラング社、CMASなどの立ち上げに関わったダイビング先駆者。
日本では1918年に大串金蔵が大串式潜水器を発明。
PADIってなんだ?

Professional Association of Diving Instructors
世界最大のダイビング認定団体
PADIダイバー > 他の全ての認定団体
America, APAC (Japan, China), EMEA
オープンウォーターってなんだ?

オープンウォーターというのは、ダイビング終了後に水面へすぐに出られる環境でのダイビングを意味しています。たとえば、海や湖などの開けた場所がこれに当たります。一方で、洞窟や沈没船の内部のように、頭上が覆われていて直接水面に浮上できない環境は「クローズド環境(Closed Environment)」または「オーバーヘッド環境(Overhead Environment)」と呼ばれます。
このようなクローズド環境では、緊急時にすぐ浮上できないため、PADIオープンウォーターダイバーが単独で潜ることは推奨されていません。安全のためには、適切なトレーニングと資格を持つ上級ダイバーと一緒に潜る、または専用の コース(例:ケーブダイバースペシャルティ、レックダイバースペシャルティなど)を受講する必要があります。
PADIのコースの基本的なスタンスと深度限界

PADIのトレーニングコースは一部を除いてすべてインストラクターやガイドなしでスクーバダイビングができるようになる「セルフダイビング」を教えるコースです。そのため初級ライセンスである「PADI オープンウォーター・ダイバー・コース」では18mまでの水域にセルフダイビングできるようにトレーニングを行います。これがオープンウォーターでは18mまでと言われている理由です。
オープンウォーターダイバーに設定されている18mというリミットは、PADIアドバンスオープンウォーターライセンス講習時にディープダイビングの方法を学ぶことで30m(限界深度40m)まで延長することができます。
深度の例外

ダイバーの深度リミット(潜水可能な最大水深)は、セルフダイビングを行う場合の目安値です。
ダイビングインストラクターやダイブガイドなどのダイブ・プロが同行している場合には適用されません。プロの指示に従ってください。
ダイビングに必要な体力

ダイビング器材は通常25~30キログラムほどの重量があります。
ダイビングライセンスの取得で挫折しないためには、
・200m以上連続してゆっくり泳げる。
・日ごろからスポーツや登山、水泳などで体を動かしている。
・乗り物酔いしにくい体をつくっている。
といった準備が必要不可欠です。
プロ資格をチェックしよう

ダイブセンターにコースやファンダイブを申し込む際にSNSやトリップアドバイザーなどからの情報だけを見て決めていませんか?
ダイビングプロやダイブセンターを選ぶ際に重要なことは2点です。
・ダイビング認定団体に登録済みのダイブセンターか?
・プロステータスが「ティーチング」ステータスか?
この2点は非常に重要です。
とくにダイビング認定団体に登録しているダイブセンターは保険加入が義務付けられていますので、もしもの場合に様々な補償を受けることができます。
また、メンバー更新していないダイブマスターやインストラクターは、最新の基準や情報を得ていない可能性がありますので要注意です。
それぞれの認定団体には、ダイブプロの状況をチェックするウエブページが用意されています。PADIの場合は下記のURLからチェックできます。
https://apps.padi.com/scuba-diving/pro-chek
ダイブセンターを賢く選ぶ際のヒント

ソーシャルメディア・・・?
口コミサイト・・・・・・△
PADIサイト・・・・・◎◎◎
ダイブセンターには、個人または企業が独自にダイビング・サービスを行っている場合と、PADIなどの認定団体に登録し、ダイビング障害保険に入っている公認ダイブセンターがあります。
PADIに登録済みのダイブセンターは保険やPADIからのサポートなどが完璧に整備されたダイビングショップです。
MSUはPADI公認の5スター・インストラクター開発センターです。
マスクの取り扱いについて

マスクを外す場合は、おでこの上にのせてはいけません。とつぜん波がかかるとマスクをなくす危険があります。
絶対にマスクを野球帽子よろしく横や後ろ向きにつけないでください。頭部の熱や水蒸気によってせっかく曇り止めをしたマスクも曇りやすくなってしまいます。
推奨は、完全にエキジットするまでマスクを外さないことです。こうすることで、ボートなどへのエキジット中にカメラなどを落としてしまった場合でも、即座に潜降してリカバリーできる可能性があるためです。
スノーケルについて

東南アジアをはじめとする発展途上国では、比較的海が穏やかなこともあり、ダイビング・プロフェッショナルのスノーケルへの意識が低い傾向にあります。
しかし、ハワイや日本の日本海側など、高い波が頻繁に発生する場所では、スノーケルをしていないと、命にかかわります。
スノーケルは、マスクやレギュレータと同様に、PADIが正式に定めた必須器材ですので、特にセルフダイビングを行う際には、必ず装着してください。
窒素の洗い出し(Washout)とは

1日に数回のダイビングを実施したあとは、体内に蓄積された窒素を排出するために、少なくても18時間(できれば24時間以上)飛行機やパラグライダーなど気圧が急に下がる環境にはいかないようにしましょう。
深度と体積の関係

表が示すように、40mから30mへ浮上する場合は、体積が1.25倍ですが、水深10mから水面へ浮上する場合は2倍大きくなります。浅い深度からの浮上のほうがより注意を要するということを知っておきましょう。


